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2015/01/28 20mSv毎年の被曝許容量の根拠
1.マウスの放射線による寿命変化 次の表は、青森県がん情報サービスにある『低線量率放射線照射マウスの寿命変化(寿命試験)(3)』の3ページ目の内容である。 マウスに低線量率放射線を照射し、寿命を調べる実験で、HPの説明では年間20mGy(16mSv)の被曝では寿命への影響は見られ無いと結論付けている。 果たしてそうだろうか? 見るとメスは明らかに寿命が短くなり、よく見るとオスでも寿命が短くなっている。 短寿命のマウスと長寿命の人とでは人のほうが放射線の影響をより多く受ける。 単純にマウスの寿命(2年)が、人の個々の細胞の寿命とすると、人の寿命80年を2で割ると40回細胞が交代する、すなわち、DNAの複製に障害が起こる確率が高くなる。 東海村JCO臨界事故でも致死量の放射線を浴びたのに、80日と200日生存できた。 マウスではこの期間が寿命の1/3であるのに対し、人では1/140に過ぎない。 すなわちマウスでは、放射線障害が起こっていても本来の寿命のほうが先に来てしまうということだ。 それに、マウスでは死亡するまでに32mSvの積算量であるのに対し、人では1280mSvの積算量である。 DNAの損傷は積算されるべきものなので、マウスでは影響が無いから人も影響が無いことはありえないし、表を見ても明らかに寿命が短くなっているので、人では重大な影響が出ることは明らかだ。 一般にねずみは放射線に強いと言われており、最古の恐竜などの大型動物が絶滅したのは放射線が原因という説がある。 放射線の許容量を、年間20mSvにしたのは確実に人の寿命を犠牲にしている。 このままでは、人の寿命は年金を受給する年には届かなくなるだろう。
この実験の詳細は、"原子力百科事典 ATOMICA"の『低線量率の放射線が動物の寿命に与える影響(4000匹のマウスを使った終生飼育実験から) (09-02-08-09)』に書かれている。
このページの表『連続照射を受けたマウスの寿命短縮』で、オスの20mGyの被曝で6.9日寿命が縮むことが明記されている。 ※仮に、このマウスの実験を、そのまま人に置き換えた場合でも、毎年20mSvの被曝を続ければ、1年寿命が短くなることになる。 |