福島原発事故考

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2012/02/14 福島原発2号機温度上昇

使われている温度計は、東京電力の資料「原子炉圧力容器・原子炉格納容器の計測機器の状況について」に熱電対方式と明記されている。

東京電力の資料

熱電対は二つの金属の接合部に生じる熱起電力の原理を応用したもので、マスコミの記事にある電気抵抗の変化、電流の変化を測定するものではなく、電圧の変化を測定するものである。
熱起電力は温度に比例することから、センサーの劣化によって出力が低下する、すなわち、電圧が低下するというのは容易に推察できる。
電圧が低下するということは、温度が低めに観測されるということだ。
次の山里産業株式会社の資料にそれを裏付けるグラフがある。

山里産業株式会社の資料

件の温度計は、故障の兆候もなく、東京電力の検査後にいきなり高温度を示したままとなった。

まとめ
1.疑問
温度が通常の温度よりも徐々に高い温度を示すようになったのを温度計の故障と結論付けた根拠が分からない。
資料で示したセンサーの劣化とは、何百時間といった単位での変化である。
そもそも、20度近くの誤差を見込んでいたのは、センサーの劣化を考慮していたためだろう。

2.破壊
そうこうしているうちに、300度を越えたという発表があった。
90度を越えたから温度計が故障しているというのも可笑な話だが、東京電力が検査した直後からいきなり200度以上の温度を示すようになったという。

3.疑心
多くの人が思ったのは「東電が温度計を壊した」である。
これは、故障が本当かどうかの話の前に、考えなければならないことがあるだろう。
国家の一大事にあたっている人を多くの人々が信じていないのである。
加害者が、もっというと、逮捕されていなければいけない人が、事故収拾の陣頭指揮をとっているから当然である。

4.分析
温度計が壊れていない場合、あるいは、東京電力が温度計を壊した場合、恐ろしい事態が進行していることになる。
3.11の直後に起きた原子炉の爆発は、無能者が対応した結果、大量の放射能物質が放出されてしまった。
猿が運転していたということだ。
現在、無能者の上に、お金しか考えない者が運転している。
猿の頭にバナナをちらつかせて(バナナのことしか考えない)運転を続けているということだ。