福島原発事故考

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2012/09/09 内部被曝について
1.食品の放射線規制値について
食品の放射線規制値は、まず、摂取した食物がそのまますべて吸収し、体の中に蓄積せず、そのまま排出する場合を考えればよい。
体内には自然に摂取されるカリウム40の放射線が、70KGの人で4400ベクレルの一定量存在するので、食品の放射線が4400/70=62ベクレル毎KGを超えてはならないことがわかる。
62ベクレル毎KGを超えるとカリウムを一定に保つ機能が働かなくなると考えられる。
陸上の生物は、海の生物のように余計なカリウムを排出する仕組みを持たない。
次に、増加分の放射線はセシウム137が大部分なので、セシウム137の放射線を規制するのが良いことがわかる。
セシウム137は、細胞に共生しているミトコンドリアに選択的に濃縮する。
生体活動の源となる生体電池を実現するカリウムチャネルは、一定量のカリウムを通過させる働きがあるが、セシウムと区別しない。
同じモル数の天然カリウムと原発由来のセシウムがあった場合、原発由来のセシウムのほうが放射線濃度が極めて高くなる。
従って一定量のカリウム、セシウムを取り込もうとすると、セシウムがあった場合ベクレル数が上がる。
ミトコンドリアの中にも、カリウムチャネルが装備されている。
体の一部に濃縮するという事は、紙に虫眼鏡で太陽光を集めて燃やす実験を考えると分かりやすい。
危険の無い放射線摂取量と思っても、体の一部は集められた放射能物質で危険な量になってしまう。
先の62ベクレル毎KGは、この生体濃縮を考慮し4倍ほどの掛け率をみて、さらに、セシウム137はカリウム40の倍危険率をみるということで、8ベクレル毎KGとする。
子供の場合は、感受性が強いので、4ベクレル毎KGとする。
これは、ドイツ放射線防護協会の食品の放射線規制値である。
これはセシウム137がミトコンドリアに濃縮されるということなので、本来なら、ほんの少しでもとってはならないのだが、生物学的半減期等を考慮して許されるぎりぎりの限度である。
ドイツがチェルノブイリの経験を踏まえて決めた値である。
セシウム137は、ミトコンドリアに生体濃縮され、放射される放射線により、ミトコンドリアのDNA,器官が破壊される。
ミトコンドリアは、生体活動のエネルギー(ATP)を生み出す元であるので、エネルギーが得られなくなったミトコンドリアの宿主の細胞は元気が無くなる。(⇒ぶらぶら病)
細胞内の全てのミトコンドリアが破壊されると、その細胞は死滅する。
特に活発に活動している心臓などに影響がでやすい。

2.ドイツと日本の事情

日本はドイツと同じ出生率が1.3で、このままでは滅亡してしまう。
出生率の低下につながる放射線被曝は、全く余裕が無いので、ドイツと同じに、8ベクレル毎KG、子供の場合は4ベクレル毎KGと厳しく規制しなければならない。
現在の日本の100ベクレル毎KGの食品放射線規制値は、日本国を滅亡させるものである。

3.チェルノブイリと違う点
日本ではチェルノブイリと異なる点がある。
日本は海洋国家であり、たくさんの海産物を食べるのと、福島原発事故で高濃度の放射能物質で海を汚染したため、海産物由来のカルシウムの食物連鎖を考える必要がある。
このカルシウムにストロンチウムがのってくる。
チェルノブイリでは雨に流されるだけの、薄まるだけの一方向のみの現象として考えればよかったが、日本では、海産物を人が食べ、排出された放射能物質が海に戻り、海の食物連鎖で濃縮するという循環が考えられる。
魚のすり身、魚肉ソーセージ、煮干などのだし汁によって直接カルシウムを摂取するのはもちろんのこと、貝殻のカルシウムを利用する加工食品にも当然ストロンチウムが混じってくる。
貝殻を鶏に食べさせて、卵のカルシウムを利用していることもあるだろう。
いまだに福島原発事故は収束しておらず、メルトダウンしたスラブから溶け出す放射能物質は、地下水脈を通って海にだだ漏れだ。
食品の放射線規制は、セシウムのみが対象で、ストロンチウムは全く考えられていない。
ストロンチウムは、一旦骨に沈着すると排出されず、白血病の原因となる。
緊急にストロンチウムを調査する必要がある。
また、セシウムの規制値よりも数段厳しい規制をしなければならない。

国会議員にストロンチウムの内部被曝について意見しました
国会議員に「【緊急】ストロンチウムの内部被曝について」の件名の、次の内容の、メールを送りました。
国会議員様各位
日本ではチェルノブイリと異なる点があります。
日本は海洋国家であり、たくさんの海産物を食べるのと、福島原発事故で高濃度の放射能物質で海を汚染したため、海産物由来のカルシウムの食物連鎖を考える必要があります。
このカルシウムにストロンチウムがのってくるのです。
魚のすり身、魚肉ソーセージ、煮干などのだし汁によって直接カルシウムを摂取するのはもちろんですが、貝殻のカルシウムを利用する加工食品にも当然ストロンチウムが混じってきます。
貝殻を鶏に食べさせて、卵のカルシウムを利用していることもあるでしょう。
いまだに福島原発事故は収束しておらず、メルトダウンしたスラブから溶け出す放射能物質は、地下水脈を通って海にだだ漏れです。
食品の放射線規制は、セシウムのみが対象で、ストロンチウムは全く考えられていません。
ストロンチウムは、一旦骨に沈着すると排出されず、白血病の原因になりますので、緊急にストロンチウムを調査する必要があると思われます。
もしストロンチウムの調査が重要だとお考えでしたら、返事をください。
そして、為すべきことを為してください。
宜しくお願い申し上げます。