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2013/11/04 放射線による寿命
1.国立がん研究センターによる放射線被曝の研究成果 次の表は、国立がん研究センターの研究成果の結果である『放射線によるがんのリスク』である。 このデータを元に、放射線による寿命を試算する。 被曝量1000mSvあたり、がん化率が1.5倍ということで、次の設定条件で、 (1)がんの死亡率は30%。 (2)寿命は80歳。 (3)子供の感受性は大人の5倍。 次の計算を行う。
[100人中がん死(大人)] = ([がん化率]-1)*100*0.3 [寿命(大人)] = 80-(80*[100人中がん死(大人)]*0.01) [100人中がん死(子供)] = [100人中がん死(大人)]*5 [寿命(子供)] = 80-(80*[100人中がん死(子供)]*0.01) 寿命の年齢が、負の値になった時点で、100%死亡するという事である。 この表で驚愕なことは、福島県の多くの子供が20mSv/年の被曝をしており、 20mSv/年の被曝が長期にわたり、25年間で大人になる頃は、 500mSvの被曝になり、寿命が50歳になるという事だ。 200〜300mSvの被曝(2.5mSv/年〜3.75mSv/年)では、関東の多くの子供が対象となり、 65歳の年金の歳にとどかなくなる。 風評被害教の全国で内部被曝を仕向けることにより、 年金問題が片付くとでも考えているのかね、偽政者達は・・・ このことは、国立がん研究センターの研究成果に基づいているので、 真実に近い計算と思う。 2.大人の年間ごとの放射線被曝による寿命 大人の年間ごとの放射線被曝による寿命を計算する。 1mSv/年の大人の寿命は、赤線と黄線の交点の横軸の値となり、79歳となる。 20mSv/年の大人の寿命は、青線と黄線の交点の横軸の値となり、64歳となる。 3.子供の年間ごとの放射線被曝による寿命 子供の年間ごとの放射線被曝による寿命を計算する。 1mSv/年の子供の寿命は、赤線と黄線の交点の横軸の値となり、75歳となる。 20mSv/年の子供の寿命は、青線と黄線の交点の横軸の値となり、36歳となる。 4.放射線による被曝ということ 国立がん研究センターでは、『がん化率』などという分かったようで、実はよく分からない数値を使っている。 喫煙者と比べて、がんになりやすいか否かという程度にしか分からない。 『100人中何人死ぬ』と言ったほうが分かりやすいし、さらに『寿命が何年』と言ったほうが分かりやすい。 がんになって死ぬ確率が分かっているならば、寿命も計算できるというのが本稿の趣旨である。 政府は、20mSv/年という放射線技師などの専門家でも許されない被曝を許容した。 80歳まで生きたとしたら、1600mSv被曝する。 致死量7000mSvで1600mSvという数値が、どんなものかというのはサルでも分かるだろう。 100mSvが閾値でそれ以下は問題ないから、20mSv/年は問題ないなどというのは、詭弁である。 なぜなら、100mSvというのは時間の単位がついていないので、一瞬で100mSvを被曝する意味で、それと、20mSv/年というのは比較のしようがないのである。 それならば、20mSv/時、あるいは、20mSv/秒、常に被曝していても良いのかということになる。 一生涯100mSv以上の被曝を許さないとして、1mSv/年の放射線被曝許容量を決めているのである。 |